岐阜県の県民性と性格は?地理的特性や美濃・飛騨の違い、岐阜県民あるあるも紹介

岐阜県の県民性と性格は?地理的特性や美濃・飛騨の違い、岐阜県民あるあるも紹介

 

岐阜県は日本の中部に位置する県で、東西の文化をバランスよく取り入れていると言われています。しかし、岐阜県には美濃地区と飛騨地区という二つの大きな地域があり、それぞれに独自の歴史や文化があります。そこで、この記事では岐阜県の県民性と性格について、地理的特性や美濃・飛騨の違い、岐阜県民あるあるなどを紹介していきます。

 

岐阜県の地理的特性と県民性

岐阜県は日本地図を見るとわかるように、真ん中付近にある県です。そのため、東西の文化をバランスよく取り入れており、大きな偏りが無く平均的で柔軟性のある県民性です。また、山々に囲まれた自然豊かな環境に育ったこともあり、自然に対する敬意や感謝の気持ちが強いと言われています。

 

保守的な性格

岐阜県は保守的な県民性で、外から来た人には排他的な面があります。これは、昔から交通の便が悪く、外部との交流が少なかったことや、戦国時代には織田信長や豊臣秀吉などの戦乱に巻き込まれたことなどが影響していると考えられます。しかし、もともと大らかで心に余裕のある県民性であるため、親しくなり距離感を掴むことができれば、居心地が良いと思えるでしょう。

 

美濃地区と飛騨地区の違い

岐阜県は美濃地区と飛騨地区という二つの大きな地域に分けられます。美濃地区は岐阜市を中心とした南部の平野部で、飛騨地区は高山市を中心とした北部の山間部です。この二つの地域は歴史や文化が異なりますが、それぞれに魅力的な特徴があります。

 

美濃地区の県民性

美濃地区の県民性の特徴は、おとなしいところと「輪中根性」と言われるように他の人には厳しいけれど身内との結束は固いところです。これは、美濃地区が江戸時代から綿花栽培や紙漉きなどの手工業で栄えたことや、明治時代から工業化が進んだことなどが影響しています。また、美濃地区は古くから茶道や書道などの文化も盛んで、知的で洗練された一面も持っています。

 

飛騨地区の県民性

飛騨地区の県民性の特徴は、精神的に余裕があり、のんびりとしている方が多い傾向があります。これは、飛騨地区が自然豊かな山間部で、農業や林業などの自給自足の生活を送ってきたことや、江戸時代には飛騨高山藩として独立した歴史を持っていたことなどが影響しています。また、飛騨地区は飛騨高山や白川郷などの観光地があり、外国人観光客も多く訪れることから、国際的な感覚も持っています。

 

岐阜県民あるある

岐阜県民には共通の話題やネタがあります。これらは岐阜県民あるあると呼ばれています。以下にいくつか紹介します。

 

金華山の大仏

岐阜市にある金華山の山頂には、高さ13.7メートルの大仏があります。この大仏は昭和初期に建立されたもので、岐阜県民の間でもこの強烈な存在感の像が突然出現したことが謎だと話題になりました。また、この大仏は夜間にライトアップされることもありますが、その光景は幻想的で美しいと評判です。

 

台風が来ない

岐阜県は台風があまり通過することがありません。これは、岐阜県が日本海側ではなく太平洋側にあることや、山々に囲まれていることなどが理由です。そのため、岐阜県民は台風に対してあまり慣れておらず、台風が来ると大騒ぎすることもあります。

 

京都に親近感

岐阜県あるあるは京都に対して非常に親近感を持っている県民性、と言われています。これは、岐阜県が古くから京都と交流が深かったことや、美濃地区の方言や文化が京都に似ていることなどが理由です。また、岐阜県民は京都の祇園祭や紅葉などを見に行くことも多く、京都を第二の故郷と感じている人もいます。